古本でお散歩 (ちくま文庫)



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昭和一桁時代に興味ある人は読むべき

岡崎武志は見切った。
三冊目を読む事はないでしょう。
別エントリーで岡崎武志は谷沢永一と林達夫の後継者に成れると書いたが、
洋学趣味は薄いので林達夫の後継者には成れませんな。
海外の本の話題はほとんどありません。
岡崎武志が好きな面白い本というのは、
ユーモアに溢れた本である。
で、そのユーモアが地口と下ネタが多くて辟易する。
恐怖の全体主義の昭和の大日本帝国の時代でも、
昭和3年から6年の間には、
ユーモアに溢れた面白い本がいっぱい出版されていた
事に気付いた岡崎武志の慧眼は褒め称えるべきだが、
ユーモア精神も軍部の暴走を止める空気を発生出来なかったのだから、
素晴しい昭和一桁時代を訴えられても虚しくなる。
現代文学のネタでも、
素晴しい詩人飯島耕一のネタは『読書の腕前』 と被っているし、
『読書の腕前』 は必読本だが、
岡崎武志は『読書の腕前』 だけ読めばいいでしょう。
『読書の腕前』 で日比野克彦が出てきたのはセンスないなぁと思ったが、
本書でも日比野克彦の名が出てくる。
そして鈴木志郎康も出てくる。
日比野も志郎康も何が良いのかは、具体的に紹介されてない。
ある程度有名だから文の流れで出したとしか思えない。
碌に知らないのだろうから仕方ないが、
知的な本の中で、日比野や志郎康の話題を出すと、
知ってる人は、わざわざ語るに足る人物ではないのに…。
と白けますよw

ワゴンの中で、、、

古本屋と一口に言っても、初本版、サイン入り本、限定版などめん玉が飛び出るような値段ついたものがありますが、古本の楽しみはワゴンの中でこげパンのように少し汚れた100円均一本に止めを刺します。誰がこんな本を企画して、出版したのだろうかと思える本に出会ったときの楽しみは、何ものにも変えがたいですね。岡崎氏のテーストもそのような物でしょうか。日本文化の優れている所はワゴンの中にある均一本ではないかと私は秘かに思っています。



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